検査データのみかた
そういう名前の資料をもらった。
入院して以来、毎週月・木曜日に採血し、その検査結果をもらっている。
検査項目がずらりと並び、結果の数値が書かれ、その横に下限値・上限値が
設定されている。
その値から外れたら、H(High)とか L(Low)が表示される。
これってどういう意味?私の体、大丈夫?
ということで、主治医、サプリ医師に伝えると表題の資料を持ってきてくれた。
主に注目する値
しかし、どの値を見ればいいの?
医師・看護師からの情報、それから「悪性リンパ腫」と診断されたら手渡される
冊子の情報から、以下の値に注目することを教わった。
・白血球数(WBC) 基準値:3.3-8.6×10^3/μL
感染などから体を守る働きをしている、大きく分けて異なる5種類の役割がある
(好中球・リンパ球・単球・好酸球・好塩基球)
次に挙げる、好中球とリンパ球が、白血球のおおむね9割以上を占める
低下する状態:血液疾患、ウィルス感染、抗がん剤など
・好中球数(Neu) 基準値:1.9-8.0×10^3/μL
細菌・真菌(カビ)と最前線で戦う細胞
低下する状態:血液疾患、ウィルス感染、抗がん剤など
・リンパ球数(Lympho) 基準値:0.9-5.2×10^3/μL
ウィルスに対する防御、免疫の調整を行う
上昇する状態:リンパ系腫瘍、ウィルス感染など
低下する状態:血液疾患、抗がん剤など
・ヘモグロビン(Hb) 基準値:13.7-16.8g/dL
赤血球に含まれている酸素を運ぶたんぱく質
抗がん剤治療中は7~8g/dL 維持できるよう、必要に応じて輸血する(県病独自)
上昇する状態:多血症、脱水など
低下する状態:貧血
・血小板数(PLT) 基準値:158-348×10^3/μL
穴の開いた血管をふさぎ止血する作用を持つ
抗がん剤治療中は1~2万/μL 維持できるよう、必要に応じて輸血する(県病独自)
上昇する状態:鉄欠乏、本態性血小板血栓など
低下する状態:造血不全、薬剤、抗がん剤など
・CRP 基準値:0-0.14mg/dL
タンパク質、C-リアクティブプロテイン、感染症などの炎症があると上昇する
この値、単独では診断を下すことはできない
2mg/dL程度までであれば問題ないことが多い(県病独自)
・LDH 基準値:124-222 IU/L
乳酸脱水素酵素、細胞が壊れると上昇、肝臓・心臓の疾患、悪性腫瘍が疑われる
300 IU/L程度までであれば経過観察(県病独自)
※(県病独自)は当県立病院独自の基準、他医院では異なる基準を採用している可能性があります
私の数値
で、私の数値はどうかというと、表に落としてみた。
青が下限値を下回っているところ。
赤が上限値を上回っているところ。
水曜日は「ガザイバ」の投与日。翌日、白血球数・好中球数が上がっている。
リンパ球数の減少は抗がん剤が作用していることを表している。
当初、CRP の値が高いのは頚部のリンパ節生検を行い、傷ができていた影響。
LDH は問題ない範囲、進行性のがんなら10,000くらいの値に跳ね上がるらしい。
理由が説明できる内容ばかり。
サプリ医師も「順調です」とニコニコしているので大丈夫だろう。
ほっ。
点滴からの解放
2020年10月16日、ようやく、24時間点滴から解放された。
ただし、37.5℃以上、熱が出たらすぐに申告すること、という条件。
細菌感染症が疑われるので即血液検査、だそうだ。
今日は久々に、ゆっくり浴槽につかることができた。。