悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

2020年10月16日 血液検査のデータに注目してみる

検査データのみかた

 そういう名前の資料をもらった。

 

 入院して以来、毎週月・木曜日に採血し、その検査結果をもらっている。

 検査項目がずらりと並び、結果の数値が書かれ、その横に下限値・上限値が
 設定されている。

 その値から外れたら、H(High)とか L(Low)が表示される。

 これってどういう意味?私の体、大丈夫?

 

 ということで、主治医、サプリ医師に伝えると表題の資料を持ってきてくれた。

 

主に注目する値

 しかし、どの値を見ればいいの?

 医師・看護師からの情報、それから「悪性リンパ腫」と診断されたら手渡される
 冊子の情報から、以下の値に注目することを教わった。

 

 ・白血球数(WBC) 基準値:3.3-8.6×10^3/μL

  感染などから体を守る働きをしている、大きく分けて異なる5種類の役割がある

  (好中球・リンパ球・単球・好酸球・好塩基球)

    次に挙げる、好中球とリンパ球が、白血球のおおむね9割以上を占める

  上昇する状態:感染症ステロイドの使用など

  低下する状態:血液疾患、ウィルス感染、抗がん剤など

 

 ・好中球数(Neu) 基準値:1.9-8.0×10^3/μL

  細菌・真菌(カビ)と最前線で戦う細胞

  上昇する状態:感染症ステロイドの使用など

  低下する状態:血液疾患、ウィルス感染、抗がん剤など

 

 ・リンパ球数(Lympho)  基準値:0.9-5.2×10^3/μL

  ウィルスに対する防御、免疫の調整を行う

  上昇する状態:リンパ系腫瘍、ウィルス感染など

  低下する状態:血液疾患、抗がん剤など

 

 ・ヘモグロビン(Hb) 基準値:13.7-16.8g/dL

  赤血球に含まれている酸素を運ぶたんぱく質

  抗がん剤治療中は7~8g/dL 維持できるよう、必要に応じて輸血する(県病独自)

  上昇する状態:多血症、脱水など

  低下する状態:貧血

 

 ・血小板数(PLT)  基準値:158-348×10^3/μL

  穴の開いた血管をふさぎ止血する作用を持つ

  抗がん剤治療中は1~2万/μL 維持できるよう、必要に応じて輸血する(県病独自)

  上昇する状態:鉄欠乏、本態性血小板血栓など

  低下する状態:造血不全、薬剤、抗がん剤など

 

 ・CRP  基準値:0-0.14mg/dL

  タンパク質、C-リアクティブプロテイン感染症などの炎症があると上昇する
  この値、単独では診断を下すことはできない

  2mg/dL程度までであれば問題ないことが多い(県病独自)

 

 ・LDH 基準値:124-222 IU/L

  乳酸脱水素酵素、細胞が壊れると上昇、肝臓・心臓の疾患、悪性腫瘍が疑われる

  300 IU/L程度までであれば経過観察(県病独自)

 

  ※(県病独自)は当県立病院独自の基準、他医院では異なる基準を採用している可能性があります

 

私の数値

 で、私の数値はどうかというと、表に落としてみた。

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 が下限値を下回っているところ。

 が上限値を上回っているところ。

 

 水曜日は「ガザイバ」の投与日。翌日、白血球数・好中球数が上がっている。

 リンパ球数の減少は抗がん剤が作用していることを表している。

 当初、CRP の値が高いのは頚部のリンパ節生検を行い、傷ができていた影響。

 LDH は問題ない範囲、進行性のがんなら10,000くらいの値に跳ね上がるらしい。

 

 理由が説明できる内容ばかり。

 サプリ医師も「順調です」とニコニコしているので大丈夫だろう。

 ほっ。

 

点滴からの解放

 2020年10月16日、ようやく、24時間点滴から解放された。

 ただし、37.5℃以上、熱が出たらすぐに申告すること、という条件。

 細菌感染症が疑われるので即血液検査、だそうだ。

 

 今日は久々に、ゆっくり浴槽につかることができた。。

 

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