悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

2021年4月7日 父に報告する。

前回までにかかった費用

 2020年0-0月 医療費計:408,771円 その他:34,717円(返還予定 49,518円)
 2021年1-3月 医療費計:192,330円 その他:00,700円(返還予定 59,130円)
 2021年0-4月 医療費計:008,510円 その他:00,100円

 

妻に報告

 前回の、検査結果を聞く診察が終わり、薬を受け取ったのは午前10時過ぎ。

 思ったより早く終わったので、ひとまず帰宅した。

 

 家では妻が仕事に出る準備をしていたので取り急ぎ結果を伝えた。

 

 会長 「検査の結果な、寛解やって」

 妻  「え、そうなん?よかったなぁ」

 

 反応からして私と同じ、喜び、というよりは驚きが先行しているようだ。

 

 会長 「ありがとな」

 妻  「うーん、私、何もしてないし」

 

 そんなことはない。

 私の悪性リンパ腫が分かって多少なりとも伴侶の死を意識しただろうし、
 入院するにあたって、やんちゃ盛りの子供2人の世話のワンオペで苦労を掛けた。

 そして今も、医療費の足しにするために仕事に行こうとしてくれている!
 (あ、これは元もと、私の給料が少ないからやったかな)

 

 本当に感謝。そして、まだ終わりではない。これからもよろしく頼むな。

 

父に報告

 妻が仕事に出た後、父に電話した。

 昔は若干パワハラ気味だったけど、田舎に帰って少々丸くなった父。

 ポーカーフェイスで心配していないふりしていながら、本当は心配してくれている
 ことを、私は感じていた。

 悪性リンパ腫に罹ったと報告したときの話はこちら。

 「死ぬときは教えてくれ」と言われていたけど、まだ死なないようだと報告せねば。

 

 父との電話がつながる。

 

 会長 「今、電話いいかな?」

 父  「お、なんや?」

 会長 「前、言ってた検査の結果が出たんや」

 父  「おお。どやった?」

 会長 「寛解やって、ガンが消えたんや」

 父  「おおお、そうか、よかったなぁ~

 

 父にしては珍しく、感情の高ぶりを感じる反応。

 

 会長 「あれ、心配してくれてたん?」

 父  「当たり前やないか!」

 

 親戚のおじさんおばさんも心配してくれてたんやぞ、とかそんな話をして、
 また近々顔を見せるわ、と電話を切った。

 

 心配かけすぎてたんやなぁ。

 祖母と母には罹ったことすら伝えなかったけど、伝えなくて正解だった。

 

 なんだか大仕事を終えた気分になった、、でも今から出社。

 

会社での報告

 出社するとまず顔を合わせた常務が、どうやった?とたずねてきた。

 気にしてもらえていたことがありがたい。

 喜んでもらい、後ほど社長にも報告すると伝えて積算チームのもとに向かった。

 

 ガンで闘病している親族がいる上司は「寛解」に驚いていた。

 直属の上司はそうか、と一言。

 そして二人から、

 

 「じゃあ、これから気にせず働けるな」

 

 と、寛解祝いに、初めて一棟まるごと積算する任務を与えられた。

 先週末は久々に休日出勤やったわ。

 

 思い切り仕事ができる幸せ。

 

 

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