週末イベントあれこれ
点滴を打った週の土曜日、大分県では「育樹祭」があり、秋篠宮ご夫妻がお見えになる中、県を挙げてのイベントが行われた。
そんなイベントの一つ「全国緑の少年団活動発表大会」のオープニングセレモニーに娘のチアリーディングのチームが呼ばれたので見に行ってきた。
小学1年生、最前列できびきび舞う姿に「うまいもんだなぁ」と手前みそ。
オープニングセレモニーが終わった瞬間、2階席の観客(チアの親御さんたちね)がごそっと退場した。
気は引けたが、あとの予定もあったので、私たち家族も一緒に退場。
「全国緑の少年団活動発表大会」が盛況だったか否か、それはやぶの中。。
帰り道、大分県立美術館の前でパチリ。
日曜日、子供たちは大分子ども劇場の「忍者参上!」と言うイベントに参加した。
私は、子供たちを送り届けた足で、先日購入したお芝居「桜の下で君と」を観に行った。
桜の下で君と
大分合同新聞の記事で見かけたこの芝居の情報。
どうしてもスルー出来ず、チケットをGet したのだけど、期待通り、と言うか期待以上に心を揺さぶられた。
パンフレット読んでる時から涙が止まらんかった。
演ずるは北海道出身のお笑いコンビ「アップダウン」。
2022年8月、吉本興行を飛び出し独立し、お笑い活動のみならず、音楽や動画などのコンテンツの発信など、多才な活動を展開する。
お芝居は二人の漫才シーンからスタート。
桜をモチーフにしたネタを一通り終えた楽屋で、竹森氏が「お笑いの力で特攻隊の話を多くの人に伝えたい」と言う思いを相方の阿部氏に打ち明ける。
阿部氏は難色を示すも、相方の力説により、挑戦してみようと話を紡ぎ始める。
下敷きは、特攻隊の教官であった藤井一中尉の実話。
詳細はいつか観ていただくとして、このお話は、ただ悲しい事実が語られているだけではない。
その昔、学んで、笑って、語り合った、普通の若者たちがそこに生きていたことが感じられるからこそ、その彼らが直面した現実に感情移入させられるのだ。
戦争と言う極限状態、私たちの常識が通用しない中、先人たちは何を想い英霊となっていったのか。
彼らが守りたかった日本と言う国。
今の首脳陣は日本と言う国のことをどれほど想ってくれているのだろうか。
今の若者は、私たちは、自分たちの祖国「日本」と言う国を大切に思えているのだろうか。
今から77年前の現実、もうそれを体験した世代はこの世からいなくなろうとしている。
この話を、伝え続けていかなければならない、そんな使命感がアップダウンの活動の原動力となっている。
のだと思う。
宣伝してねー、と言うことだったので宣伝する。
コロナ対策だったのか、宣伝不足か、観客はまばらだったのが残念。
テーマは特攻隊ではあるが、お笑いを絡めた話、と言うことで相当見やすい舞台だった。
ぜひ、中学校や高校の学校公演などで多くの子供たちに見てもらいたいと感じた。