早朝、地獄めぐり
今日は土曜日。退院後、子供たちが家にいる初めての土曜日。
独り、勝手に散歩に行くわけにもいかないので家族で外出することに。
大分に引っ越してきて間もなく3年。機会があれば一度行ってみたかったところ、
それは「別府の地獄めぐり」。幼いころ、一度、行ったような行ってないような
おぼろげな記憶はあるのだが、幼いころ、と言えば約40年前。・・・もう忘れた。
しかし、三密はNGやしなぁ。。
試しにGoogle さんで調べてみると、どうやら土曜日の午前中(特に早朝)は
空いているということが判明。
混んでたら退散、と言うことでとりあえず行ってみた。
海地獄→鬼石坊主地獄→かまど地獄
調べてみると、すべて回るなら海地獄から回るのが吉、と言うことで海地獄へ。
一日券は大人2,000円、小学生以上1,000円、幼児は無料。
こちらのサイトにスマホ画像提示で10%引きの割引券があったので有効活用。
海地獄
幸い、観光客はまばら。気持ちとしては賑わって欲しいのだけど。
コバルトブルーの海地獄は硫酸鉄が溶解した色とのこと。
温室で蓮の鑑賞ができたり、資料館で地獄の成り立ちがみられるなど、私的には
興味深い内容。ただ、子供は全7地獄のスタンプラリーに全集中。
沸騰する灰色の熱泥の気泡が坊主頭のように見えることから名づけられた。
タイミングよく撮影するのは難しい。。
かまど地獄
今日はハロウィン、と言うことで緑と黒のチェック柄の仮装をした従業員さんが
お出迎え。なんせ、「かまど」地獄ですからね。鬼滅の刃の竈門(かまど)炭治郎だけに。
そんなわけで、子供向けにはお菓子の用意がしてあった。そのお兄さんに、
「何て言うか、知ってるかな?(お菓子が欲しいときは)」
と問われて娘はにっこり、
「ありがとう♡」
正解でなくても、渡さないわけにはいかんわなぁ。
かまど地獄は一丁目から六丁目まで、地獄めぐりの縮図のように様々な地獄が用意
されていた。飲泉や手が付けられる地獄、おじさんのデモンストレーションなど有。
時間がない方はこの地獄だけでも、ぜひどうぞ。
鬼山地獄→白池地獄
車で少し移動して鬼山地獄へ。
鬼山地獄
ここの見どころは地獄の熱源を利用して飼育しているワニ。
所狭しとワニが80匹以上、この池には48匹のワニが集められていた。しばらく見て
いても飽きない。たまに暴れだすとなかなかの迫力。
白池地獄
あまり地獄っぽくない地獄。淡水魚の水槽やはく製などの展示がある。
触れるはく製
竜巻地獄→血の池地獄
3㎞ ほど離れたところに最後の二つの地獄。竜巻地獄は30分程度に1回、間欠泉の
噴出が見られるので、噴出のタイミングにより、血の池or竜巻、どちらから見るか
効率よく回ると良いそうだ。
竜巻地獄
5分ほど待つと間欠泉が勢いよく噴出。でも、上部にふたがしてある。
ふたがなければ20m ほど吹き上がるようだ。風向きに寄って、お湯をかぶる危険が
あるので、安全のための措置。でも、惜しいなぁ、もったいない。
酸化マグネシウム等で赤く染まった血の池。地獄、と言うイメージが最も似合う。
足湯も堪能。
極楽でした。
地獄でお参り
海地獄の奥の坂を上るとこんな場所が。地獄にも神はいるのだろうか。
子供から賽銭をねだられたので財布の小銭を渡す。長男は握らせた1円玉で願い事を
したようだ。何をお願いしたの?と聞くと、2つ願ったのだと。
1つは「世界からコロナがすぐになくなりますように」
壮大やな。「それは1円じゃ無理じゃないか?」と息子に言うと、横から妻が
「100円でも無理やと思うで」と。まぁ、そうなんだけど。
もう1つは「お父さんが生ものを食べられるようになりますように」
うーん、泣かせるなぁ、うれしいなぁ。
でもそれは、キミが寿司を食べたいからだろう?
ある土曜日の一コマ。
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