3回目のガザイバ
昨日、3回目のガザイバ投与。
特に熱が上がりすぎることもなく、無事終了。
これで1クール目の点滴はすべて完了。
今朝、補水の点滴も抜いて、あとは経過観察。
何事もなければ10/25(日)、無事退院。
院内のコミュニケーション
「おじいちゃん」と呼べるような年代の入院患者さんは人見知りの傾向が少ない。
私、誰でもカーテンの隙間から姿が見えたら会釈し、目があったり、廊下ですれ違う
時は「おはようございます」と声をかけるようにしている。
大体、私の方が先に声をかけることになるのだけど、若い人は目が合うことが
少ない。おじいちゃんとは会話になることがある。
私は入院患者の中では若い部類に入る。私も、話をしたいときもあるし、一人で
静かに過ごしたいときもある。
若い人に話しかけるタイミングを計るのだけど、図りすぎると話せない。どこまで
立ち入っていいのか見極めるのが難しい。
その点、おじいちゃんたちは、そんな小難しいことは考えないから会話が始まる。
入院して思ったのは、話をしたい、と思ったなら躊躇せず話して大丈夫。どうせ
みんな、時間は有り余ってるんだから。
九死に一生を得たおじいちゃん
先日、トイレで歯磨しているおじいさんに「こんばんは」って挨拶したら、急に
会話が始まった。
「いやー、大変やった、私ね…」から始まった入院の顛末。
車を運転中に脳梗塞を発症したらしいのだが、この病院まで、渋滞する中の搬送なら
30分以上、下手すれば50分くらいかかるところを、ドクターヘリで緊急搬送された
とのこと。
幸い、処置が速かったため左半身のマヒも数日で取れ、話をした時には院内を立ち
歩くまでに回復したそうだ。
確かにドクターヘリ、屋上のヘリポートに向かう姿を2度ほど窓の外に見た。
調べてみると、大分県のドクターヘリは大分県のへそに当たる由布市の大分医大に
1機常駐している。県内を20分で網羅できるほどの機動力を持っているのだ。
「本当に、運がよかったですねー!」
「ああ、助かったわ」
おじいちゃんは歯磨しているのも忘れ、泡吹く口で熱く語ってくれた。
向かいに入ったダンディーなおじさん
今日、初めて向かいのベッドに入ったおじさんと話をした。
おじさんの入院初日に名前だけの自己紹介はしたんだけど、それ以来、話すきっかけ
が見つけられなかった。
カーテン越しに、同室の患者と看護師の会話は全て聞こえる。それから判断するに、
この部屋の人は皆、話しやすそうとは思っていた。
向かいのおじさんは、医者から「すぐ入院してください」と言われ、慌てて入院した
ものの、リンパ節生検の結果が出ていなかったため治療を開始できず、ただベッドで
寝るだけ、点滴も注射も投薬もない、という状態が1週間近く続いている。
看護師さんとの会話から、佐藤B作さんに似ているらしいので、仮にB作さんとする。
ベッドの清掃の際、同じタイミングでカーテンが開いた、チャンス!
私 「B作さん、耳鼻咽喉科で切開したらしいですね、私もですよ」
B作 「そうなんですか、一緒ですか」
私 「まだ結果が出ないようですね」
B作 「そうなんですよー!」
あとは堰を切ったように会話が弾む。
やっぱり、コミュニケーションに飢えてたんやね。
どうやら、近所の不動産屋にお勤めで、私と同じように移住して20年の先輩らしい。
私の会社の先輩も何人か知っているようで、大分はやっぱり狭いと再認識。
大分は休日、街に出たら誰か知り合いに会うからなぁ、行くところが限られてるし。
B作さんは今日、生検の結果が出て、やっと治療の方向性が決まるそうだ。
入院中、最後の採血結果
毎週、月・木の採血の結果がすべて出た。
おお、リンパ球数が回復傾向だ。これはもちろん、良い方向だよね?
毎日、顔をのぞかせてくれる主治医、サプリ医師に聞いてみよう。
サプリ医師、本当に毎日、朝と夕方、病室に顔を見せてくれる。
とってもいい先生。
毎日…。
確か、10/11(日)、1週間連勤の先生に廊下で聞いてみた。
私 「サプリ先生、休んでます?」
サプ 「大丈夫です!」
一昨日、トイレで会ったので聞いてみた。
私 「サプリ先生、休んでます?」
サプ 「今度、金曜日の午後、休ませてもらいます!」
私 「そうですかー、って、午後!?(休みじゃないじゃん)」
感謝、感謝しかないです。