悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

【新型コロナ】がん患者は抗体量低め、という記事を見て思う

6月3日の大分合同新聞の記事

 がん患者がコロナに罹ったりワクチンを接種した場合、受けている治療内容に
 よってはできる抗体の量が低くなる、という結果が出た、という記事。

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 私の主治医のサプリ先生から、ワクチンを接種しても抗体が付かないかもしれない、
 という話を聞いていたので少し驚いた。抗体が付かないわけではなかった!?

 

 そこでもう少し調べてみると、こんな記事に行き当たった。

 AACR(米国がん学会)から2021年2月15日に発表された記事。

 

 うーん、まったくわからん。

 

 全文訳はこちら。

 こちらによると、コロナで重症となった悪性リンパ腫の患者111人中、
 69人(57%)がB細胞枯渇療法の治療歴があったという。

 B細胞枯渇療法、というのはリツキサンやガザイバを使った治療、まさに私。

 

 本当?

 

 では、すべての悪性リンパ腫のうちB細胞性に分類される割合はどれくらいだろう。

 

 武田薬品工業さんのサイトに分かりやすいグラフがあったので、ちょっと拝借。

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 すべての悪性リンパ腫の患者のうち、B細胞性のリンパ腫は65.2%。

 アメリカと日本では割合も若干変わるだろうけど、111人中69人、57% という割合は
 ・・・妥当なんじゃない?

 

 そのあとに続く記事を読んだけど健康な人との比較データがないので異常値なのか
 否か、よくわからなかった(原文も見たけど訳が悪いわけではなかった)。

 ただ、結論として、過去12か月以内にB細胞枯渇療法を受けていると「入院期間が
 長期化する可能性が2倍近くになり、死亡リスクが2倍超になることが判明した」
 と書かれてある。

 

 ・・・とりあえず、コロナに罹らないよう気を付けよう。

 

  

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