悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

ワクチン2回目、そして定期診療へ

前回までにかかった費用

 2020年0-0月 医療費計:408,771円 その他:34,717円(返還予定 49,518円)
 2021年1-6月 医療費計:248,330円 その他:00,900円(返還予定 59,130円)
 2021年7-9月 医療費計:065,740円 その他:00,100円

 

11月1日(月) ワクチン2回目接種

 前回、10月11日(月) に1回目のワクチン(ファイザー)を接種し、中3週、2回目の接種日を迎えた。

 毎月、1日と15日は早朝、社員そろっての神様参りがあるので柏手を打ってきた。

 帰りの道すがら、現場に出ている同僚に「2回目の接種、副反応が怖いわ」と不安を話したら「会長さんなら大丈夫でしょ」と一蹴された。思えば現場を離脱して丸1年、皆に悲壮な顔をさせてしまったのが今は昔。どうやら、悪性リンパ腫からよみがえった男として認識されているようだ。

 

 この日も同じく、1時間早く会社を上がってワクチン接種会場へ。

 プスッと刺されて15分。何事もなく帰途につきました。本当に何事もなく。

 体質によって、反応はまちまちですからね。

 

 帰宅したのち、何事もなかったことを妻に話すと「私は打ってから3時間後に熱が出たわ」と。本格的に反応が出る前に寝てしまえ。

 

 ということで、翌朝、腕に少しばかりの痛みが残ったのみで、発熱したか否かはわからずじまい、夢の中。

 さて、3回目打つ日は来るのかな? 

 

11月4日(木) 定期診療

 さて、ガザイバの治療を延期している現在、定期診療で何をしてもらうのか。

 前回、診療の際、気になっていたことを一つ相談していた。

 

会長 「入院する前にピロリ菌の検査をして治療を受けたんですけど、その結果、除菌できたのかできてないのか、検査できてないんです」

サプリ「そうですか、では、治療した医療機関で検査を受けてください」

会長 「ここです」

サプリ「そうでしたっけ?!」

 

 多くの患者を診ているので一人一人のことまでは覚えていないのだろう。仕方ない。

 

サプリ「では、次回検査できるように手配しておきますね」

 

 ということで、今回はピロリ菌の検査がメイン、のつもりでやってきた。

 

いつも通りの採血

 整理番号28番で総合受付をして採血室へ。そこで新たに13番の番号札をGet して採血室に入る。

 8人くらいが順番待ちをしている中、お向かいに住むおばあちゃんと出会った。

 私の父母と同世代くらいのおばあちゃん。

 うちの子供を孫のようにかわいがってくれるおばあちゃん。

 実家には1か月に1回くらいしか遊びに行けないので、罪滅ぼしではないけれど、お向かいのおじいちゃんとおばあちゃんを実の祖父母のように勝手に慕っている。

 

会長 「おはようございます、今日も会いましたね」

 

 2週ごと木曜日に診療を受けているようで、最近よくここで出会うのだ。

 会釈をして着席し、待っていると9番の電光掲示が灯りおばあちゃんが採血へ。

 

 3つくらいのブースが稼働する中、今日はどの看護師さんに当たるのか、シミュレーションしてみた。

 次が、あの目元が涼しげなお姉さんのブースが空いて、その次はあのベテランさんのブースで・・・

 

 採血を終えたおばあちゃんと互いに会釈をして見送る。

 

 ・・・と、着衣の色が異なる二人の若手が参戦。ブースの数が増えた。

 この二人はおそらく新人、一人はテキパキできそうな動きをしている、そしてもう一人はちょっと美人なお姉さん。この美人姉さんに当たりたいけど、当たったら、たぶん採血失敗するやろうなぁ。そして、今日は当たりそうやなぁ。

 そう、最近、血管が見えづらいようで、採血に失敗する頻度が高くなったのだ(←太った)

 

 13番が点灯した。目をやると、そこは美人姉さんのブース。

 ・・・嬉しさが勝った。

 

 左腕を出し血管を探ってもらう。・・・難航しているようだ。

 

会長 「反対も見てみますか」

美人姉「そうですね、お願いします」

 

 右腕を探る、探る、探る、(あ、このパターン、経験したことがある)

 

美人姉「・・・ここで行きましょう」

 

 アルコール大丈夫ですか?等、いつもの確認を終えて

 

美人姉「チクッとしますねー・・・」

 

 すっと針が入る、痛くない。しかし、血も出ない。

 さらに針が奥に入る、痛くない!これはあの時と同じ!

 あの、トラウマ姉さんとの思い出がよみがえる。。

 そして、柴咲コウさんとアンゴラ村長も目の前をよぎる。

 

 

会長 「・・・場所、変えてもいいですよ」

美人姉「すみませーん。。」

 

 こちらこそすみません。悪いのは私の腕です。

 と思いつつも、これをきっかけに会話を楽しんでいる自分がおり、「こういうややこしい患者を経験して成長してね」と言うよくわからない上から目線な気持ちになっていることを、お姉さんは知らない。

 

 結局、もう一度トライして玉砕、ベテランさんにバトンタッチ。

 右腕の上に指を滑らせ1往復、2往復。

 

ベテラン「・・・ここ、ここがいいわ」

 

 早い。

 半信半疑の美人姉さんを横目に。ベテランさんの針が腕に刺さる。

 瞬間、管に血が入ってきた。

 

美人姉「あっ、来ました!」

 

 いやー、匠の技を見せてもらった気分でしたわ。

 無事4本採血して、いざ、ピロリ菌検査。

 

ピロリ菌の検査(尿素呼気検査)

 驚くほど簡単。

 処置室に呼ばれて、前夜から何も食べていないことを確認の後、呼気を採取し、錠剤を1錠飲んで5分間、左を向いて横になる。その後、待合室で着座して待ち、15分後、再呼気を採取。

 以上、何をしたのか、どんな検査だったかの説明なし。

 

 仕方がないので自分で調べた。

  ふむふむ、尿素を含む錠剤にピロリ菌が反応したか否かを二酸化炭素量で推定するのね。

 結果は1週間程度で出るらしい。

 

サプリ医師の問診

 検査が終わり、採決の結果が出るかで待合室で待ってから、ようやく呼び出しがかかる。

 

サプリ「コロナのワクチンは打ちましたか?」

会長 「はい、11/1に2回目を接種しました」

サプリ「ありがとうございます。しかし、どうしましょうかね。こんなに急に収束し始めるなんて、予想してませんでした」

会長 「ですね。今後、どうしたらいいですか?」

サプリ「とりあえず、診察は2か月に1回、様子を見ていきましょう」

会長 「ガザイバは再開しないんですか」

サプリ「どうしましょうかね」

 

 治療の再開を選ぶ人もいれば、コロナが怖くて延期する人もいる、サプリ医師の抱える患者さんも事情により選択は様々だ。

 

 ここで、前から気になっていたことをサプリ医師に相談してみた。

 

会長 「こういう基準で治療の方針を決めるのはどうかと思うんですけど、4月になる前に治療を再開しないと、治療費の限度額が上がってしまうので・・・」

 

 そう、治療費の限度額は次のように決まる(簡単に書きます)。

 

・収入に応じて一定金額以上は健康保険協会が払ってくれる
 (私の場合は8万円ちょっと)

・直近1年間のうち、3カ月、限度額を支払っている場合はさらに限度額が下がる
 (私の場合は4.4万円くらい)

 

 限度額に達する治療を受けない期間が長くなると、今なら4.4万円で済む治療が8万円になってしまうのだ。

 今現状の支払い状況はこんな感じ。

 【凡例】

   「超」の「○」は限度額に達した月

   「支払」の数字は限度額

   「直近1年」は直近1年のうちに何カ月限度額に達したか

  

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 例えば、治療の再開が5月だとすると、直近1年に限度額が3回に達しないので、再び8万円支払わなければならない。5・7・9月に8万円支払って、11月から4.4万円となる。

 ってか、次の11月は丸2年なので、治療終了か、別の治療が始まるか。。

 

 4月から再開しても、6月にはいったん8万円に戻り、10月に再び 4.4万円に。

 よって、3月より前に治療を再開するのが吉、と言う結果に。

 

 そのシミュレーションはこちら。

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 これを念頭に。

 

会長 「こういう理由で治療を再開してもいいですか?」

サプリ「もちろんです。そういうことも加味して決めましょう。では、12月に入ったらインフルエンザのワクチンを打ってください。去年流行らなかったので今年は来る可能性が高いです。12月23日に次回の診察をして、問題なければ年明けの2月から治療を再開しましょう。」

会長 「それでお願いします!」

 

 今後の方針が決まって一安心。

 

会長 「・・・それから、もうひとつお願いがあるんですけど。」

サプリ「どうしました?」

会長 「1年で飲み残しの薬がたまってしまって、今回、投薬無くても次回まで持ちます」

サプリ「了解しました。では、必要になったら言ってくださいね」

 

 これで、今回の薬代も浮いた♡

 

今回かかった費用

 血液内科(診察)     6,390円
 駐車場代          100円

 計 6,490

 

 

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