悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

2021年3月25日 再び、先端画像診断センターにて、PET/CT検査

前回までにかかった費用

 2020年  0月 医療費計:408,771円 その他:34,717円(返還予定 49,518円)
 2021年01月 医療費計:054,340円 その他:00,300円(返還予定 9,940円)
 2021年02月 医療費計:052,800円 その他:00,200円(返還予定 8,400円)
 2021年03月 医療費計:052,280円 その他:00,200円(返還予定 7,880円)

 

再び別府へ

 全6クールのGB療法を終えて3週間、という期間を空けてPET/CT検査に臨む。

 3週間程度待ち、容体を安定させてからでないと正しく診断できないのだそうだ。

 前回の検査の様子はこちら ↓

 午前中は仕事をし、そろそろ出る準備を、と思った矢先にトラブル発生。

 過去に納品した図面のデータが破損していることが判明。補完データを探すのに
 30分のロス。地図の確認もそこそこに現地に向かったら左折すべき路地を見つけ
 られず道に迷い、着いたと思ったら第一駐車場がいっぱい。何とか第二駐車場に
 車を停め、受付に到着したのは予約時刻の5分前。

 きれいなお姉さんが待っていてくれました。

 

 時間には余裕をもって、事前の準備は周到に、ご利用は計画的に。

 

注射のトラウマ

 することは前回と同じで、結果的には料金も前回と同じだったんだけど。。

 

 ブドウ糖を注入したり、造影剤を投与するためのルート確保でトラブル発生。

 ってか、どうも私の血管は刺しにくいようだ。

 

 前回と同じ看護師さんが担当してくれたんだけど、なぜ「前回と同じ」ことを
 覚えているのかというと、とても個性の強いお姉さんだったから。

 具体的には「超、論理的」。すごく丁寧に問診し、細かく記録を取ってくれる。

 前回の記録も確認しながら話をしてくれたので私は好感を持っているのだけど、
 くどく感じる人もいるだろう。好き嫌いが分かれそうなタイプ。

 

 そのお姉さんが私の腕を分析し、どの血管に刺そうか大層迷われた。

 

 お姉さん「利き腕はどちらですか。その反対の腕を見てみましょう。
      ・・・これがはっきりしていますね。でも細そうですね。こっちは太そう
      ですが、少し奥ですね。。反対の腕、見せてください。これもいい
      ですね。しかし硬そうですね。裏も見せてください。ここにも血管が
      ありますね。うーん。もう一度反対を見せてください」

 会長  「どれでもいいですよ」

 

 ずいぶん悩んだ挙句、最初の血管にトライした。

 すっと針が入って少し血が逆流する(あ、入ったかな?)。

 その後、血管の奥にチューブを押し込むとき違和感が(あ、外れた・・・)。

 それでもぐいぐい押し込んでくる(これはまずい!)。。

 

 会長  「すみません、痛いです」

 お姉さん「あ、ごめんなさい、痛いですよね」

 会長  「はい、ちょっと外れてると思います」

 

 何とか調整しようとしてくれるのだけど。。

 これはあかんやつや!と思うと、ぶわっと毛が逆立って発汗した。

 

 お姉さん「汗が出てきましたね・・・」

 会長  「前に(血管が)外れた時と同じ感じです。違うところでやりましょう」

 お姉さん「すみません、抜きますね」

 

 看護師さん、やり直しはプレッシャーかかるやろうなー、と思って、第6クールで
 使った、反対の腕の分かりやすく太い血管を提案し、再チャレンジ。

 ちょっと怖い。やはり体に力が入る。

 

 お姉さん「注射がトラウマになってるようですね」

 (トラウマでも何でもいいから、早く刺して終わらせてちょうだい!)

 

 すっと針が入って0.2秒後(あ、まずい・・・)。

 それでもググっと針は進入する。血の逆流はない。

 

 会長  「痛いです。入ってないです」

 

 針を抜いても血がほとんどにじまなかった。

 ここで婦長さん(?)の登場だ。

 

 婦長  「どんな感じでしょうか」

 お姉さん「注射がトラウマになってるようです」

  会長  「前にもなかなか刺さらなかったんで、私の血管、難しいみたいです」

 

 三度目。

 すっと針が入った(あぁ、これも失敗や~)。

 

 婦長  「血管が逃げてますね」

 会長  (んおおおぉぉぉ)

 お姉さん「注射がトラウマになってるようです」

  (トラウマ推すなぁ、その分析いらんから、はよ何とかして!)

 

 ところが、さすが(!?)婦長さん。ぐにゅってして、ごりっとしたら、ぷすっ。

 

 婦長  「ちょっと奥ですが入りました」

 

 肩の力が抜けた。

 

 今後、注射の針を刺すたびに、私はトラウマ姉さんのことを思い出すことだろう。

 

進化

 一つ、前回のPET/CT の時と違っていたのは、放射能ブドウ糖の取り扱い。

 前回はSF に出てくるような格納容器と防護板でガードして取り扱っていたのだが、
 今回は手で直接触れることなく、チューブを先ほど確保したルートに接続したのみ。

 

 安全安心。

 本当の未来の姿って、仰々しいSF チックなものではなく、シンプルなものに
 落ち着くんじゃないかなぁ。

 

 

 さて、結果は4月7日。これで今後の治療方針が決まる。

 

今回かかった費用

 PET/CT検査 32,910円

 

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