悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

再検査の結果

金曜日、再検査の結果

火曜日から今日まで、毎朝

『おっ?耳が少し軽くなっている、聞こえるようになったか?』

と、期待して耳元で指をこすり合わせたり爪を鳴らしてみた。

毎朝ね。。

 

残念ながら、回復の兆しはない。

 

とりあえず、検査に行っとくか。。

 

会社で毎朝の神様参りを済ませる。

二礼二拍手一礼。

『最善尽くしますので、見守ってください』

 

開院時刻すぎに到着すると前回より少し待ち人が多いようだった。

耳鼻咽喉科は子供の受診割合が多いのだなぁ。

 

長丁場かも、と覚悟したが、聴力検査を先にしてしまいましょう、と声がかかる。

大変ありがたい。

 

前回と同じ完全防音室に通され、検査が始まる。

『あらら、前回より聞こえが悪い気がするぞ』

 

ちなみに、聴力は0(聴こえない)ではない、聴こえ難い(難聴)のだ。

先生曰く、右耳は80歳程度の聴力だそうだ。

実体験して、お年寄りにやさしくなれる気がした。

 

診察の順番が来て、

 

医師 「聴力が落ちてますね、当院ではこれ以上の処置ができませんので県立病院を紹介します(要約)」

会長 「はい、お願いします」

医師 「ただ、この10月から県立病院は金曜日の診療が無くなり、初診は月・火・木のみです。なので、最短月曜日の予約になります」

 

『えぇっ!? 出来るだけ治療早く開始せないかんのちゃうの?』

『分かってたら木曜日に検査で良かったんちゃうん?』

 

とは言えない。

 

医師 「紹介状書きますんで待っといてください」

 

と言うことで、県立病院送りになりました。

早々に会社に戻り、結果を報告。

県立病院、どうせ長く待たされるだろうと、月曜日に半休をいただいた。

 

月曜日、再々検査の結果

また同じような防音室で同じような検査をしたのだけど、細かい経過は割愛して・・・

 

医師 「ステロイドでの治療になるのですが、会社にはどのように伝えてますか?」

会長 「一応、会社には点滴か、もしくは入院とは伝えてありますが」

医師 「いやいや、点滴=入院と考えてください」

『ああ、そうなんですか。あなたの常識は私の常識ではないのですけど』

医師 「入院できますか?期間は8日間、治療成績次第では6日間に短縮することもあります」

会長 「会社に報告してからの返事でいいですか。ところで、ほかの治療法はあるんですか?」

医師 「同容量のステロイドを服薬する方法もあります。最近の4~50代の方は働きたい、と言う方も多いですから」

 

そうなのか。片側の聴力を失ってでも働きたい、と思う人間もいるのか。。。

私は右耳聞こえないことに気づいて愕然としたけどな。

ただ楽観的なので、治療したら聞こえるようにはなるだろう、とかいう根拠のない自信があったんだけどな、この時は。

 

会長 「服薬でも同じ効果なんですか?」

医師 「治療成績は点滴の方が良い傾向が見られます」

会長 「入院の方向で進めてください!」

医師 「では、ベッドの空き状況を調べてもらいますね。状況次第では入院できないこともありますので」

『えぇっ、今から調べるの!? 今更空いてないって言われたら、もしかしたら最善の治療が受けられん、ってこと?そりゃないでー』

医師 「会長さんも、会社に確認してもらえますか」

 

一旦、待合室に出て会社に連絡、っても、会社も「入院するな」とか言えんよね、ブラックじゃなければ。

もうややこしいので「入院を勧められてますので申し訳ないですがご了承ください」とお願いした。

 

待合室に看護師がやってきて

看護師「入院できますか?」

会長 「はい、今、会社に伝えましたんで」

看護師「今から」

会長 「えぇっ!いや、着替えたり荷物持ってきたりしてからでいいですか?」

看護師「それでは、病棟と時間が合いませんので、明日からと言うことで」

 

よくよく考えたら、仕事の引継ぎも何もしてなかった。

むしろその方がありがたい。

 

看護師「では、駐車場は外来専用なので、明日は(車ではなく)タクシーで来てください」

 

と言うことで、火曜日から入院が確定。。

帰って引継ぎをしなければ!

 

 

これを書いている今は水曜日。

昨日から始まった入院ライフの話は近々上げますね。

 

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