会社で引き継ぎ作業+α
入院が決まった午後、会社に戻り上司と話をした。
治療の内容を説明し、最大8日間の休みをいただくことで回りにしわ寄せがいくこと、特に直属の上司には仕事を引き取ってもらわないといけないので、そのお詫び。
不幸中の幸いは、他社への依頼事はすべて終わっており、最後の取りまとめだけのお願いですんだこと。資料整理の苦手な上司なのできちんとまとめて引き継がなければ。
休む8日間の休み方は練っていた。傷病手当金を申請するのだ。
金曜日に病院に行ったので、待機期間はその翌日、土・日と今日を含めた3日間とし、明日から出社前日までを療養期間として申請すると効率が良い。
8日間 × 2/3 ≒ 5.33日分の手当金
(コロナの時、すべて有休を使ったので、これ以上有休を使うのは怖いのです)
そういうことで、今日は半休ではなく一日有給としてもらえるようお願いし、了承を得た。もちろん、引継ぎ作業だけは終わらせてね。
会社の席に座っていたらやっぱり電話がかかってくる。
午前中にかかってきた電話の折返しをしていたらまた別の電話。
・・・積算部に配属されてからもうすぐ2年。
悪性リンパ腫の入院・在宅療法明けてから配属された積算部。
最初の3カ月は研修と称した練習問題&放置期間。
その間、横で協力会社とひっきりなしのやり取りをこなす別の上司を見て、これをできるようになるんやろうか、と不安になったものだ。
研修からOJTにうつり、ひたすら叱られながら1年が経過した。
(年寄りの叱り方はどうして、感情的で理不尽なんだろう。全く論理的ではない)
研修を担当してくれた上司(63)が「最初から決めていた」と引退し、その3か月後、隣でバリバリ電話していた上司(72)も気力が尽きて引退となった。
積算部としてははしごを外された形で1人となってしまった。
そして、半強制的に、バリバリ電話する立場となってしまったのだ。
・・・もし、私が悪性リンパ腫に罹らず、積算部に異動していなかったら、この会社、どうしてたの?
とか考えながらファイルをまとめ上げて上司に引き継いだ。
あとは、せっかくの機会なので資格試験の勉強資料を用意していこう!
来年の1月にある、私の業務に直結する資格試験を受けるための勉強をすることにした。
申し込んで、受験料を払ったものの、ほとんど勉強に手がついていなかった。
絶好の機会だ。
まさに、このために突発性難聴になったのかもしれない!と前向きにとらえる。
過去4年分の試験問題と解答を打ち出してちょうど定時。
関係各所に挨拶をし終えて退社、4日間の休みにと突入となった。
家での準備(晩の対応)
会社で準備をしている最中、妻からLINE が入っていた。
妻LINE「うどん餃子食べたいって言っている人がいる」
それはあなたではないのか?
まぁ、誰でもいいよ。少しの間会えないし、求められたら作りますよ。
うどん餃子は過去の記事にも登場した
2020年10月4日 入院前日、最後の晩餐? - 悪性リンパ腫の、身もフタもない話
せっかくなので簡単に紹介する。
レシピは検索すれば山のように出てくるけど、私はこんな感じで作っている。
材料がそろいそうなら、どのレシピで作ってもおいしいからぜひ挑戦を!
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うどん餃子(我が家のレシピ)
【材料:家族4人分】
(具材)
蒸しうどん(スーパーで20円前後で売ってるやつ) 3玉
ニラ(大分の特産品だよ) 1束
あいびき肉 300~400g(お好みで)
玉子 4~5個(お好みで)
(調味料)
醤油(九州の甘口醤油ならなお良し) 大さじ2
オイスターソース 大さじ2
ごま油 大さじ2
塩コショウ 適量
(つけダレ)
ポン酢 適量
食べるラー油 好みで
柚子胡椒 好みで
【作り方】
0. ホットプレートを準備し、温度を上げておく(我が家は250℃)
1. うどんは全て3~5cmになるようバラバラに切る
2. ニラは1~2cmに切る
3. 具材を全て(1・2とあいびき肉、卵)1つのボウルに入れる
4. 3に、調味料(醤油・オイスターソース・ごま油・塩コショウ)を振りかける
5. 4を、よく洗うかビニール手袋をつけた手でひたすらこねる、粘り気が出るまで
6. 5を、お玉にすくい、ホットプレートに乗せる(油は引かなくて良い)
7. フライ返しの先で上から軽く押さえ、縁を整えて直径10~12cm程度にする
(うどん餃子のタネを押え過ぎない、固めない、具材がふわっと触れていればOK)
8. 動かさずに焼き、焼けたらフライ返しをタネの下に差し入れてひっくり返す
9. 両面、ハンバーグのように焼けたら完成
(ある程度焦げてる方がカリッとしてておいしいよ)
10. 好みのつけダレにつけて食べる
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最後の晩餐。
みんなでうどん餃子を食べて、軽く(?)最後の晩酌をして、子供たちに絡みつかれて就寝。
これも立派な入院前の準備。荷物の準備は明日の朝。
家での準備(翌朝の対応)
さて、4時ごろ目が覚めた。
子供たちはすやすや寝ている。
長男は寝相は良いが暑がりなので布団を脱いでいる。
軽く布団をかけてあげた。
長女は冗談みたいな寝相の悪さ。
この日は私の足元に頭があった。
この体勢で、過去には顔面キックされ、悲鳴を上げて起きたこともある。
布団をかぶせて寝室を出た。
準備はもちろん、書いててよかった、過去メモ参照。
2020年10月20日 病院は教えてくれない、入院生活便利グッズ - 悪性リンパ腫の、身もフタもない話
(用意したもの)
保険証・限度額認定証: 認定証は10/31で期限切れのため請求書類を提出した
タオル・バスタオル・靴下・パンツ・下着: 一度洗濯するつもりで4日分
上着・ズボン: 院内はレンタルパジャマのつもりで、念のため1組
洗面器・石鹸・ひげそりセット・歯磨セット
はし・スプーン・湯飲み・コップ・水筒
室内履き・箱ティッシュ・パソコンと周辺用品(USB・イヤホン・電源・マウス…)
スマホ等の充電器・電源コード・電源タップ
食品クリップ・養生テープ・クリアフォルダー・醤油・ハンガー・本(3冊)
勉強道具
足りないものは病院裏のドラッグストアに100均(セリア)が入っているので、そこで調達しよう。
(調達したもの)
マグネットクリップ・吸盤クリップ・細長い収納ケース・トートバッグ・
不織布マスク・歯磨き粉 ←これだけはちょっといいやつを購入
準備おちまい。
あとは入院するのみ!
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