悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

河川敷を歩く

思い立ったが吉日

最近、運動不足を痛感している。

平日は一日の歩数が5000歩に満たない。

体重は減る気配がない。

 

そんな2月のある休日の前日、

 

会長 「最近運動不足やわー。明日は歩きたいなぁ…」

妻  「いいよ」

会長 「いいの?どこ歩く?」

妻  「行ってみたい八百屋さんがある、詰め放題とかやってるみたい」

会長 「じゃあ、行ってみるか」

 

と言うことで翌日、「家でゲームしていたい!」と、嫌がって悪態をつく長男と、その物言いに憤慨する妻と、その妻の機嫌を取る長女(6歳)と、横でニヤニヤなだめる私の四人で家を出た。

 

0m地点:家の前

さっそく、「行くなら自転車で行きたい」と言う長男と、「今日はみんなで歩く日」と自転車を禁止する妻の押問答。

「みんなで歩く日」と言う決め事は私と妻の都合だから長男に押し付けるのもかわいそうだったけど、ただ家でだらだらゲームさせて放置することもできない。

 

妻  「今日は歩くの」

長男 「いやだ!」

妻  「自転車は置いていきなさい」

長男 「いやだ!」

妻  「じゃあ留守番してなさい」

長男 「いやだ!」

妻  「もうやだ、この人と歩きたくない・・・」

 

「八百屋に着いたらプチトマト買っちゃるから」

と好物で丸め込んでお散歩開始。

 

先が思いやられる・・・。

 

900m地点:近所

長男が「おなかが空いた」と言い始める。

時刻は11時。

「八百屋の場所確認したら昼食、ってタイミングやね」と妻と確認する。

 

1.3km地点:子供の校区外

長男 「腹減った」「歩けん」リピート×10

妻  「・・・文句ばっかり」

会長 「店があったらなんか買っちゃるわ」

 

徐々に、私&長男と妻&長女に距離ができはじめる。

 

1.8km地点:おばあちゃんのパン屋さん

長男待望のパン屋発見!

素朴な感じのお店。

優しそうなおばあちゃんが出迎えてくれた。

 

会長 「ごはん前だから小さいのにしときなよ」

長男 「俺これがいい」

会長 「ってそれ、でかいやん!おなか一杯になるで」

長女 「これにする」

会長 「え、あなたも要るの!?」

 

長男は並んでいた中で一番大きいいクリームパン、長女は普通にサンドイッチを選択した。

 

妻  「もうええんちゃう?昼ごはん食べられなくても自分の責任」

 

おばあちゃんがニコニコ見ている。

なんだかおいしそうだったので食パンの端っこの袋詰めもついでに買った。

 

店の前

長男 「食べてぇー」

妻  「道で食べないの」

会長 「どこか座れるところがあったら、そこでな」

長男 「腹減ったー」

妻  「口を開けば文句やなぁ」

 

2.4km地点:とあるB級青果店

目当ての八百屋を発見。

 

会長 「ちょっと見てくるから、端っこに座って食べときな」

長男 「うん」

 

アパート?民家の一部のような店先にずらっと野菜が並ぶ。

大量の袋詰め、でも形は不揃い。しかし安い!

目当ての詰め放題野菜もあった。

袋一杯、ニンジン100円、ちいさなジャガイモ100円、プチトマト200円。

 

長男 「俺これ欲しい」→プチトマト

妻  「こんなところでパン食べないの!」

会長 「店の前で食べるな、端っこでって言ったやろ!」

 

帰りに寄って買っていけるか、店番のおばさんに営業時間を確認してみた。

 

会長 「すみません、今日は何時まで営業してますか?」

店番 「・・・・・・7時です」

 

暗い、、、客商売と思えないほど暗い。。

 

2.9km地点:下町の路地

とりあえず子供たちはパンが食べたいらしいので、近くの公園に向かう。

がしかし、入り組んだ路地で道に迷う。

 

会長 「こっちちゃう?」

長男 「まーだー?」

妻  「いや、何もなさそう」

長男 「まーだー?」

会長 「じゃあ、あの先かな?」

長男 「まーだー?」

妻  「(公園)見えてるんやけどなぁ、どこから行くんやろ」

長男 「まーだー?」

会長 「あ、こっちは行き止まり、戻ろう」

長男 「えー、戻りたくない」

夫婦 「うるさい!」

 

戻って3.0km地点:川の近くの児童公園

公園で一休み。

結局、子供たちはがっつりパンを食べる。

仕方ないので近所のスーパーで買い足して河川敷で昼食をとることにした。

 

3.2km地点:某スーパーMxxVxxxx

休憩の後、スーパーに到着。

 

≪昼食のメニュー≫

会長:ローストビーフ(半額)・レタス1/4玉・さっき買ったパンの耳のサンドイッチ

妻 :のり弁的お弁当

長男:イチゴ大福(と、さっきのクリームパン)

長女:鶏飯のおにぎり(と、さっきのサンドイッチ)

 

買い出し終了、河川敷に向かってレッツゴー。

 

3.7km地点:大分川河川敷

川の対岸に渡って見晴らしの良い河川敷に。

ここでお昼ごはん。

 

妻は黙々食べる。

長男はごはんそっちのけで遊ぶ。

長女はそんな長男を見ながら食べておむすびころりん。

半分砂にまみれる。

私のローストビーフのサンドイッチは思った味にならず残念無念。。

 

さらに歩くよ。

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結局楽しむ長男。

 

4.0km地点:河川敷の工事現場付近

河川敷もそうだけど、ここまで歩いて思う。

ゴミが結構落ちてるなぁ。

ここ数年、スーパーの袋が無料になってから、カバンの中には買い物用に使いまわしのビニール袋が入っている。

上着の右ポケットにも1枚入っていたのでゴミを拾って歩くことに。

長女も参戦。

 

彼女は大人の目線の高さでは気付かないごみによく気付く。

特にたばこの吸い殻。

ここにも、ここにも!と。・・・ざんねん。

 

長男は石けりに夢中。

 

4.6km地点:一般道

河川敷から一旦離脱し、また河川敷に降りる道を探す。

 

妻  「この先で降りよう」

会長 「道あるんかなぁ?」

妻  「まぁ、歩いてみよう」

長男 「どこに行くん?」

会長 「わからん」

長男 「えーっ」

 

4.8km地点:折返し

GoogleMapでは続いているように見えた道だったが高低差が出てきて通行不能に。

車道にわずかばかりに設けられた白線も心もとなく。。

 

会長 「あぶないわ、引き返そう」

妻  「そうしよか」

長男 「えー、戻るの、ってことは今来た道また歩くの?最悪やー」

 

今気づいたのか。

 

6.3km地点:MxxVxxxx、再び

私だけスーパーに寄って今夜の食材を調達。

その間、妻に連れられ子供は公園で遊ぶ。

今日のメニューは「うどん餃子」。

簡単で美味しい鉄板焼きの料理。

機会があれば、紹介しますわ。

 

6.9km地点:B級青果店、再び

さらに戻って八百屋さんへ。

長男はプチトマトを袋一杯。長女は小さなニンジンを袋一杯詰めてお持ち帰り。

ちなみに、長女はニンジンを生食でおやつ代わりにするのだ。

他に1点野菜を買って400円、お安い!

 

7.1km地点:名もない路地

長男 「まだ歩くん~?」

会長 「おお、今日はもう1万歩、歩いたなぁ」

長男 「えっ!?1万歩、すげー!すげー!」

 

具体的な数字を知り感動する長男。

 

7.5km地点:チャンスセンター

つまりは宝くじ屋さん。

そう言えば、ごみを拾う=運を拾う(ごみを捨てる=運を捨てる)なんて聞く。

今日は運を拾ったから当たるかも、と気まぐれに小銭でロト6を購入。

2口、クイックピック、400円也。

財布に入れて、買ったことを忘れることにした。

「当たれ、当たれ!」と祈って当たったためしナシ。

 

9.0km:自宅

そんなこんなで自宅に到着。

長男は歩いている途中にトマトほぼを食べてしまった。

私、1つしか食べてないんですけど。。

 

結局、この日は15,000歩、歩くことができた。

長男に「1万5千歩、歩いたで」って伝えたら「俺すげー!」って喜んでた。

多分、歩幅の狭いキミは私よりもっと歩いているはず。

でも、説明する気力がなかったのでいずれまた教えてあげる。

 

後日、筋肉痛が来たけれど、やはり体は動かさないとね、って気分になった。

少しやせなければなぁ。

 

後日談

ロト6の抽選日の数日後、思い出して当選番号を確認した。

数字はほぼかすりもしない。

くじはゴミになったけど、ニンジンはまだ大量に冷蔵庫に。

同じ400円。

 

(妻からの クレーム 意見を受け記事を再編、地名をぼかして再掲)

 

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