前回までにかかった費用
2020年9月 医療費計:90,280円 その他:700円
耳鼻咽喉科から血液内科へ
耳鼻咽喉科にて、リンパ節のしこりがチリチリ切り取られ、血液内科に提供された。
まだ麻酔冷めやらぬ中、私は血液内科の待ち合いに移動した。
ここにもまた、両若男女、多くの人が。
血液内科、ということは重い病気の人が多いのだろう。
もちろん、入院での治療を要する患者の割合も多くなる。
待ち合いでは入院支援担当員さんが一人一人に声をかけてサポートを行ってた。
もちろん、私も声をかけられるうちの一人、手厚さを実感。
ほどなくして、診察室に呼ばれた。
今日はPET/CT検査の結果が聞ける。
2020年10月2日 PET/CT検査の結果を「見る」
診察室に入ると主治医が座っていた。
目の前のモニターにはいくつかに分割された画像が並んでいる。
検査機関から送られてきた画像、私の「ひらき」と私の「輪切り」。
主治医は画面を見ながら丁寧に説明してくれた。
←私のひらき、真っ黒やね。
※ 腫瘍でなくても、脳や膀胱にはブドウ糖が集まるため黒く表示されます
概ね、こんな内容。
・横隔膜を境に、上下広く分布している(StageⅢ以上)
・胃の粘膜にも存在する(StageⅣ)
・左の腎臓を圧迫しそうなので急ぎ治療が必要(水腎症発症の恐れ)
ちなみに、画像診断医の所見――
横隔膜下では腹部大動脈周囲、小腸間膜や脾動脈周囲に腫瘤が形成されており、
PETで異常集積が検出されます。
両側尿管は腫瘤内を貫通していますが閉塞は認められません。
肝右葉腹側や骨盤内、鼠径部のリンパ節にも軽度の集積を認めます。
集積は胃穹隆部の粘膜化にも認められます。
横隔膜上では上咽頭、中咽頭の右側壁、両側頸部リンパ節、左鎖骨上リンパ節、
両側腋窩リンパ節に集積を認めます。
また胸骨、左鎖骨、左腸骨にも限局性集積が認められます。
いずれも悪性リンパ腫(進行期高腫瘍量濾胞性リンパ腫)に対応する所見と
見做されます。
こりゃ、ピンポイントの手術とか放射線治療、って話にはならんわな。
治療の方針は抗体療法+化学療法。
当初、抗体療法のリツキシマブと化学療法のベンダムスチンを組み合わせたRB療法を
予定していたが、リツキシマブより薬効の高い「ガザイバ」という薬が昨年より
使えるようになった、ということで、今日のリンパ節生検の結果を見て、GB療法を
選択する可能性が高い、という話を聞いた。
家に帰って調べよう。。
私のひらきと輪切りのDVDを記念にいただいた。
細かく楽しむことにしよう。
今回かかった費用
耳鼻咽喉科(リンパ節生検) 9,050円
血液内科(病理診断、検査料) 14,720円
薬(化膿止め)460円
駐車場代 100円
計 24,330円