悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

2020年11月5日 第2クール1日目 ガザイバ&トレアキシン投入

前回までにかかった費用

 2020年 9月 医療費計:90,280円 その他:700円
 2020年10月 医療費計:129,233円 その他:29,317円 

 

本日の治療

 久々に悪性リンパ腫の話ですみません。やっと有益な情報を流せる。。

 本日、1クール4週周期、計6クールの2回目、第2クールを迎えた。


 第1クールは3週間入院して、GB療法(分子標的薬+化学療法)を実施した。
 おさらいすると、次の通り。


 ・第1週目 1日目「ガザイバ」+「トレアキシン」を投与
  第1週目 2日目「トレアキシン」のみ

 ・第2週目 1日目「ガザイバ」のみ

 ・第3週目 1日目「ガザイバ」のみ

 ・第4週目 休薬

 

  第2~6クールは外来治療で化学療法室に通うこととなる。

 

 ・第1週目 1日目「ガザイバ」+「トレアキシン」を投与 ←今日ここ
  第1週目 2日目「トレアキシン」のみ

 ・第2~4週目 休薬

 

 いざ、化学療法室へ。

 

初めての化学療法室

 化学療法室は電動ベッドとリクライニングチェアからなる処置室、こんな感じ。

f:id:gekibaco_yoshino:20201106043426p:plain がんセンター|診療科・診療センター|診療科・部門のご紹介|来院される方へ|大分県立病院

 

 もちろん、カーテンは閉め切られるので、こんなに開放的ではないけれど・・・。

 

 化学療法室に入る前に、体調に関するアンケートと体重・血圧測定、そして看護師
 による問診が行われた。本日の体重は76.6kg、一番減っていた時より3.7kg も
 戻している。看護師さんに「増えましたね」と驚かれた。我ながらびっくりですわ。
 入院時以上に戻さないようには注意するつもり。理想76.0kg、上限78.0kgで。

 

 リクライニングチェアのブースに案内され、採血&点滴接続。本日と明日、腕に針を
 刺さねばならないので本日は右手、明日は左手でつながれることとした。

 入院病棟の看護師さんには合計4回ほど刺しミスられた実績を持つ我が血管。その
 看護師さんからは「外来の看護師さんは(刺し)慣れているので一発で大丈夫と
 思いますよ」と、心強い?言葉をいただいていた。

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 無事、一発で接続完了。

 この針は採血と兼用なので、採血の後、針を残して前投薬の抗アレルギー剤と接続。
 それを30分ほどで落として、ガザイバに移行する。

 

ガザイバ投入

 ガザイバは点滴スピードが制限されているので落とし切るのに時間がかかる。
 特に体調に変化がなければ、徐々にスピードを上げて一般的には約3時間半ほどで
 点滴バッグが空になる。

 その後、点滴管内に残った薬を生理食塩水で落としきって終了する。


 前投薬から落としきりまで計4時間半ほどかかる。

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 ブース内にはテレビが備え付けられており、イヤホンを持っていれば視聴することが
 できる。私は、先日購入した「火の鳥」の文庫本を持ち込んでゆっくりすることに。

 

 点滴の効果で途中、うつらうつらと眠気が。その間も看護師さんが忙しそうに動き
 回り、時折、私の点滴の具合も覗いていってくれる。本当にありがたい限り。

 

 今日は開始から2時間後に若干の体温徐上昇(36.5℃→37.3℃)はあったが、体調的
 には特に問題なし。その後、熱も落ち着いたので問題なく最後まで落としきった。

 

採血の結果

 ガザイバ投薬中、朝一番の採血の結果が届く。

 主治医サプリ医師から「問題ありません、特にIL-2レセプターが下がってます」と。

 あれ?IL-2レセプターの説明って受けたっけ?

 

 可溶性IL-2レセプター(sIL-2R)測定の意義
 「非ホジキンリンパ腫又は成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATL)ではしばしば血中sIL-2R
  濃度が高値を示し病態を反映することから、治療効果の判定や寛解又は悪化の推定、
  再発の予測に有効とされている。」可溶性IL-2レセプター(sIL-2R) | SRL総合検査案内

 

 ほかの人のサイトで見て何となく意味は知っていたけど、入院中の血液検査では
 一度も測定されていなかった。過去の記録を見てみると、初診時(9/17)に一度、
 耳鼻科の医師から検査項目に上げられていた。

 

 9/17 sIL-2R 1818 U/ml (下限値 122~496 上限値)

 11/5 sIL-2R   283 U/ml

 

 おお、正常範囲!

 悪性リンパ腫の実感は頚部のリンパ節の腫れしかなかったので、それが引いている
 今、患者であると言う認識が薄い、と言うのが正直なところ。

 この油断が大敵なのだろう。。

 やはりリンパ球の数が少なめなので、引き続き細菌やウィルスには注意しなければ。

 

トレアキシン投入

 ガザイバの後はトレアキシンを投入。

 トレアキシンの前にカプセルの吐き気止めと点滴の吐き気止め、2種類の吐き気
 止めが処方されている。点滴(アロキシ)は24時間以内の、カプセル(イメンド
 カプセル)は数日間にわたる効用を期待するものだそうだ。

 

 入院中、私はこのトレアキシンの副作用の方が強く出た。直後より数日あとの
 だるさの方が体に効いた。イメンドカプセルは翌日・翌々日分も出ているので
 要服用。11/9 からの社会復帰に備えなければ。

 

 トレアキシン自体は前投薬から落としきりまで、1時間程度で済む。

 

 点滴の最中、次回(明日)の予定と本日の薬の処方、そして精算の案内を受けた。

 

 化学療法室に入ってから出るまで、おおよそ6時間、トイレ以外はリクライニング
 シートに固定されることとなった。 

 結局、本日の会計の合計は 96,000円ほどだったのだけど、その詳細は、後半に...。

 

持ち物

 ほぼ1日、化学療法室に固定だったのだけど、今日必要だと思った持ち物はこちら。

 

 ・保険証 限度額認定証

 ・飲み物(私はCRAFT BOSS) 食べ物(総菜パン カロリーメイト

 ・イヤホン スマホ 読み物(火の鳥

 ・ひざ掛け(季節によっては)

 ・お薬手帳

 

 お金とかクレジットカードとか車の鍵とか、そのあたりの必需品は忘れないよう。。

 

 

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