デビュー戦
第5クールの点滴が明けた2/8から昨日までの約2週間。
悪性リンパ腫の治療入院を経て、建設現場監督から建築積算職への社内転職を
果たした私のデビュー戦だった。
既存の建物を改装して病院兼住居にリフォームする、と言う案件。
新築の物件は必要な材料や手間を積み上げて数量をカウントするのだけど、
改装は不要なものを取っ払ったり清掃して下地を整えてから、新たに必要なものを
付加する必要がある。
例えば新築で「天井を貼る」場合は軽鉄の下地と天井ボードをカウントする
のだけど、改装の場合はその手順の前に「既存の天井を取っ払う」と言う手間が
発生する。
もし、取っ払う作業をカウントするのを忘れて受注したりすると、現場から
「予算がついてない!」とお叱りを受けることになる。
何度も何度も図面を見返して、数量をカウントし終えたら、協力業者陣に
見積もりを依頼することになる。
外壁工事や左官工事、防水工事やタイル工事…など、約30業種の業者に図面と
数量書をメールで送って連絡し、折返しの連絡を待つ。
返事の遅い業者には期限前に見積もり状況を伺い、提出遅れのないよう催促する。
返事を受けたら合い見積もりを比較し、数量書に入れる単価を決め、数字を
積み上げる。業者の希望価格がそのまま入力されることはほとんどなく、過去の
経験から、このくらいまで単価は下がる、と言うラインを読んで社内単価を決める。
最後に一般管理費(会社の利益分)を入力して実行予算が完成する。
その実行予算を社長以下、役員が見て、エイ・ヤーと営業的にウン百万お値引きし、
その価格に合うよう単価を修正したり、見せてはいけない内訳詳細を一式価格に
丸め込んだり、ごにょごにょしたりして、見積書の作文が完成する。
そう、「作文」が完成するのだ!
わずかな間違いもないよう、正確に、繊細にカウントすることが求められる
のだけど、、まぁ、こういう世界なのでした。ちゃんちゃん。
パパの顔
今朝、妻から、娘が「パンケーキにパパの顔を書いてみた」と、報告があった。
おこのみやきおいしいよ
少し前、晩御飯に家のホットプレートでお好み焼きを焼いていたら、美味しさに
感動した息子が「お店ひらけるわ、俺、宣伝する」と、食事中にもかかわらず
部屋に戻って何やら作り始めた。
それがこれ。
おこのみやき
おいしいよ
ちょうおいしいよ
できたてあります!
♡
チーズはいってます。
棒付きの看板になっている。
驚いたのは「できたて」「チーズ入り」と言う訴求ポイントが組み込まれて
いること。
うん、キミがこの看板を持って宣伝したなら、きっと私は買うだろう。
↑
親ばか
返還予定 9,940円)
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