悪性リンパ腫の、身もフタもない話

悪性リンパ腫です。→それ、いくら払ったらいいんですか?

2020年9月30日 先端画像診断センターにて、PET/CT検査

前回までにかかった費用

 血液内科:26,360円 消化器内科:20,810円 耳鼻咽喉科:8,570円
 薬:1,850円 駐車場代:700円
 医療費計:57,370円 その他:700円

2020年9月30日 午前

 午後からPET/CT検査がある中、この日は携わる建物の完了検査だ。

 と言っても共に午後からなので、残念ながら完了検査には立ち会うことができない。

 午前中にすべての準備を整えて託すのみ。

 

 今日が終われば、明日一杯で現場を離れることになる。

 なんだか急すぎて現実感がない。

 

 現場から施設のある別府までは車で約1時間20分。

  少し、身辺整理をし、12時過ぎに現場を後にした。

 

2020年9月30日 先端画像診断センターへ

 いざ、PET/CT検査を受けに、大分先端画像診断センターへ。

 

 PET/CT検査って何だ?

 簡単に言うと、ガン細胞は通常の細胞に比べブドウ糖を多く消費する、という特性に
 着目して、放射性物質をくっつけたブドウ糖を血液に流し込み、「そのブドウ糖
 どこにたくさん集まっていくのか」を示す画像とCTの画像を重ね合わせ、がん細胞が
 存在するのか、また、それはどの部位かを三次元的にビジュアル化する検査である。

 詳しくはこちら→ PET-CTとは|国立国際医療研究センター病院

 

 大通りを左に折れて細い路地を奥に進むと、お上品なエントランスが見えた。

 検査って儲かるんやろうなぁ、という印象。品がなくてすみません。

 

 奥に進むと二人の女性スタッフが受付カウンターに立っていた。

 『絶対、顔とスタイルでスタッフ選んでるよな...』

 などと、仮に思ったとしても口には出さない。ただ、恣意的な偏りを感じるのみ。

 デジャヴ?

 

 更衣室で着替えたのち、待合室で、PET/CTほか、様々な検査の説明ビデオを鑑賞。

 しばらくして看護師さん主導による身体測定&問診。

 そして医師による説明へ(ビデオ学習済みなのでスキップしたい気持ちを抑えて)。

 

 一通りの儀式を終えると順番待ち。

 どうやら私は順番の最後らしいが、1時間ほど遅れている模様。

 検査に使う放射能ブドウ糖半減期が2時間程度のため、施設内で精製されている。

 被験者の体の大きさによりその量が変わるようで、遅れが生じているようだ。

 

 大分県内にはPET/CT検査ができる施設は2か所のみ。

 大分大学医学部.付属病院とこのセンター。

 このセンターで1日に検査できる人員は11人、とのこと。医大病院の定員は4人。

 9/28に予約して9/30に検査ができるのは異例の速さらしい。神は私の見方だ。

 

 待っている間、コーヒー飲み放題。ただしブラックのみ。

 「ブドウ糖に飢えるがん細胞」のままにしておかなきゃね。

 

 待合室の本棚には、なぜか又吉直樹氏の「火花」が置いてあった。

 冒頭を読み、面白そうだったので入院中、読もう、と心のリストにストックした。

 

 ――コーヒー3杯飲んで呼び出し。

 

 予定より1時間遅れでブドウ糖精製完了。

 検査場は地下の放射線取扱エリア。

 防護板の前に置かれたSF映画に出てきそうな格納容器から取り出したブドウ糖

 それは完全防備の手袋越しに注射器にセットされ、私の体に打ち込まれた。

 

 1時間休憩してください。

 

 何もせず、ただじっとしていなければならない。

 活動する組織にブドウ糖が使われてしまうからだ。

 スマホ見るのもNG、目や脳にブドウ糖がとられるから。

 んじゃ、寝るだけやん。

 リクライニングシートを倒して、おやすみなさい。

 

 1時間後、約40分程度の検査を実施。

 CTと同じような機械で、横たわったら輪切りにして撮影してくれる。

 PET検査は確か、10cm分を撮影するのに2分かかるから、1m分だと20分。

 それを2回実施するので30~40分かかるそうだ。

 動きに弱い検査なので、絶対動かないでください、だって。…長い。

 

 終わったら、注射してから2時間経過するまで休憩して精算。

 結果は、10/2、次回の県立病院の診察までに出してくれるそうな。

 

 さて、どう出ることか。。

 

今回かかった費用

 PET/CT検査 32,910円

 

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